noteメンバーシップを2024年7月から始めました。Keiが日常的に実践するミクロレベルのソーシャルワークで得た失敗経験を共有し、同じような失敗を予防していく狙いがあります。Keiは学者ではないので体験談が中心ですが、必ずみなさんの実践に還元できます。
みなさんこんにちはKeiです。
救命救急センターが設置されている病院で医療ソーシャルワーカーとして働いている社会福祉士9年目です。
社会福祉士取得後、最速で認定医療ソーシャルワーカーと救急認定ソーシャルワーカーを取得しました。
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ソーシャルワーク関連のブログも発信中です。
本日は、『又聞きでソーシャルワーカーは務まらない』というテーマを深掘りします。
「資格があること」と「現場で何が課題か分かる」ことは別物
20年ほど大学病院でソーシャルワーカーをした先輩が、精神科単科の病院に転職したとのことで、食事に行きました。
同じ「ソーシャルワーカー」という肩書きがあっても、大学病院で積んできた感覚は、精神科単科の病院では何も見えなかったそうです。
大学病院では、ADLの変化や検査データ、家族の表情から、退院のタイミングが自然と読めていました。
一方で、精神科では本人の症状の波などを中心に、よりミクロレベルのかかわりが求められるそうで。
これまで頼りにしていた「見るべきポイント」そのものが、通用しなかったと話されていました。
知識として社会福祉士・精神保健福祉士の理論を知っていることと、現場で何が課題か分かることは、まったく別の能力だからです。
自分の専門領域は、感覚で分かる
自分がこれまで経験を積んできた「職場(病棟)での立ち回り」であれば、感覚(勘)で分かります。

たとえば、「その日の病棟の環境(雰囲気)」によって、スタッフと相談する内容の密度をチューニングします。
- ナースコールが鳴る頻度
- いつもより早歩きのスタッフが多い
- 責任者が常に席を外している
そのわずかな違和感から、「どこまで込み入った相談を受け止められるキャパがあるのか」おおむね見当がつきます。
これは、私自身がその現場を、何年も、何百件もの介入依頼を通じて、体感してきたからです。
手一杯で余裕のないスタッフを捕まえて、込み入った相談を持ちかけてしまい、迷惑そうな顔をされてきました。
そのたびに軌道修正し、その蓄積が、感覚として身体に染み付いているのです。
相談室にこもっていたり、電話でのやり取りが中心だと、こうした違和感には気づけません。
だから私は、基本的には病棟で仕事をするようにしています。こうして積み上げてきた感覚は、その現場でしか通用しません。
これは、先述した先輩が「精神科単科の病院で何も見えなくなっていた」という話と、同じ構造です。
つまり、自分が積み上げてきた領域の中でしか、通用しない力なのです。
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