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noteメンバーシップを2024年7月から始めました。Keiが日常的に実践するミクロレベルのソーシャルワークで得た失敗経験を共有し、同じような失敗を予防していく狙いがあります。Keiは学者ではないので体験談が中心ですが、必ずみなさんの実践に還元できます。
みなさんこんにちはKeiです。
救命救急センターが設置されている病院で医療ソーシャルワーカーとして働いている社会福祉士9年目です。
社会福祉士取得後、最速で認定医療ソーシャルワーカーと救急認定ソーシャルワーカーを取得しました。
noteとX (フォロワー2,400人以上)を500日以上毎日更新しています。
ソーシャルワーク関連のブログも発信中です。
本日は、『無自覚で、組織のお荷物になっているソーシャルワーカーいるよね』というテーマを深掘りします。
動いた“量”で、自分を評価するな
すごく生々しい話をすると、多くのソーシャルワーカーは、経営の視点をもっていないので、自分自身に発生している人件費(時給)を意識していません。
かくいう私も、ブログやnoteのメンバーシップを運営していなければ得られなかった知見です。非常に重要な視点だと感じているので、この機会に共有したいと思います。
- 「今日の面接の件数は5件です」
- 「担当ケース30件あります」
- 「毎月40時間以上の残業あります」
これらの稼働に対して、どの程度のコスト・価値(利益も含む)を生み出しているのか把握できているソーシャルワーカーがどれだけいるのでしょうか。
答えられない人が、いわゆる“組織のお荷物予備軍”です。
- 面接の件数
- 担当ケースの数
- 残業時間
- 記録の量
- 研修の参加頻度
本人は至って真面目です。朝から晩まで、職場を走り回っています。
でも、聞いてみてください。その面接で、何が変わりましたか。残業して、何が決まりましたか。
動いた“量”と、生んだ“価値”は分けて考える必要があります。
厳しい言い方ですが、30時間残業して何も価値を生まなかったソーシャルワーカーは、残業していなかったソーシャルワーカーより、組織にとって重い荷物になります。
コスト(残業代諸々)が発生しているからです。
「一生懸命やった」は成果ではありません。一生懸命だったことと、価値を生み出したことは別の話です。
丁寧に組んだ支援が、クライエントの望まない形になっていたら、それは丁寧な失敗です。
自分を評価する基準は、プロセスの量ではなく、アウトカム(成果)です。
#組織目線の話ね
面接回数が多いことは、優秀さの証明ではありません。
むしろ、少ない面接で同じアウトカムを実現できるソーシャルワーカーほど、支援の質は高いと解釈することもできます。
自分の給料を、原価だと思っていないソーシャルワーカー
あなたが1件面接すれば、あなたの時給分のコストが発生します。カンファレンスに5人召集すれば、5人分のコストです。
会社に雇用されていて、自分の給料が保証されている立場だと、この感覚がなかなか芽生えません。
一歩間違えば、動けば動くほど、価値を生んでいると錯覚します。
たとえ5回面接したとしても、DPCⅢ期越えの転院になれば、大赤字です。
原価だけが積み上がって、価値は生まれていません。
会計が読めないソーシャルワーカーは、「自分が動くとマイナスになる場面がある」ということに気づけません。
この判断ができないソーシャルワーカーは、組織にとって静かにコストを垂れ流す存在になります。
原価を意識しない人は、「動くほど価値がある」と考え、歯止めなく行動します。
一方、原価を意識する人は、「この面接は本当に必要か」「もっと少ないコストで同じ成果を出せないか」と考えてからアプローチします。
悪意があるわけではありません。
真面目なソーシャルワーカーほど「動いていれば貢献している」と思い込み、動くこと自体が免罪符になってしまいます。
面接を1件増やすたびに、あなたの時間だけでなく、クライエントの体力や時間も削られています。
その負担も背負いながら支援しているという自覚がないまま面接を重ねると、気づかないうちに組織全体のコストを膨らませてしまいます。
ソーシャルワークをするために、ソーシャルワーカーをしている人
社会福祉士を取得する過程で、多職種連携や意思決定支援、エンパワメントといった骨格を学びます。
しかし、それらは手段であって目的ではありません。
- 面談が遅い時間になっても残業して対応する
- 家族が土日しか来れないのであれば、土日に出勤する
- 他のソーシャルワーカーに任せられるケースでも、自分で抱え込む。
これらは、組織の視点から見ると厄介です。
当のソーシャルワーカー本人は、しっかり仕事をしていると、心から思っているからです。
丁寧さと、成果は別物です。
丁寧に空回りしている人ほど、自分が組織のお荷物になっていると気づけません。
資格は、持つためにあるのではなく、活かして初めて価値が生まれます。
ソーシャルワーカーという肩書きも、自分を守る鎧ではなく、クライエントのために使う道具であるはずです。
損益計算書の上の方だけでいいので、原価と、それに見合う利益(価値)の2つを、常に意識してください。
難しい会計知識はいりません。かけたコストと、生まれた成果を、頭の中で照らし合わせるだけでいいのです。
組織のお荷物とは、悪人とは限りません。動くことと、価値を生むことを、混同している可能性があります。
必要なのは、見る数字を変えることです。
作業量を見るのをやめてアウトカム(成果)に目を向けるだけで、同じひたむきさでも異なる結果を生み始めます。
私たちの給料は、原価です。動けば動くほど、人件費というコストは積み上がります。
問うべきなのは、「今日は、その原価に見合う成果を生み出せたか」です。
もし答えに迷うなら、一度立ち止まってください。
仕事とは、手を動かすことではなく、限られた資源で、より大きな成果を生み出すことです。
組織に雇用されているソーシャルワーカーであれば、肝に銘じておかなければなりません。
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ではまた。




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